sp. "アキレス"はかなり特異な種類ですので、 もう少し写真を追加しておきます。
上3枚は乾燥した場所の個体です。
広葉で葉先が丸いものと尖ったものが見られました。
新葉はビロード発色すると思いますが、自生地では確認していません。
葉茎の長いスプーン状のホマロメナ属のような個体も少し採取しました。
どの位黒いか?などあまり重要ではありませんが(笑い)、見た限りでは流れから離れた個体群ほど葉は丸みを帯び青黒いものや濃緑が多いです。
左2枚は流れに近いもので、葉は細くなり尖っています。
一緒に写っているコケ類の緑色と比較してみてください。
これが見た目では一番黒い個体ですが、その 艶の無い葉表は余計目立ちます。
黒葉の個体はピンクの葉茎との相性が良くとても美しいです。
この山全体が花崗岩なので、裾野の岩の瓦礫の上を歩きました。木が密生していますが、大木は数えるほどしか生えていません。
下界とのコンタクトが無い吹き矢を使うという先住民には遭えませんでしたが、案内人は常に彼らに見られている筈だと言っていました。
下界に降りてこないのは、とても臆病な民族だからだと説明を受けました。
私たちは猟銃も蛮刀さえも持たずに分け入りました。 彼らに会って話でもできたら等と思っていましたが、付近の住民でさえも言葉が通じないそうです。
左は沢に下りている途中です。
山裾には大木は無く明るいのですが、獣道もありませんでした。
下は乾季の渓流の様子です。上流に向かうにつれて岩が大きくなり、場所によっては水量も増えます。